– ☆☆☆☆☆
– 手に取った理由
10代の心情を少しで把握するため。
– 感想
10代の子どもと関わる上で最も大切なことは
・自尊心
・コミュニケーション力
とのこと。
「自尊心」は、自分の存在を肯定する気持ち。
「コミュニケーション力」は、自分の気持ちをわかりやすく伝えること。
とされ、話が展開される。
人間の性格は遺伝か環境か。
クロニンジャーの「七因子モデル」が紹介されていた。
遺伝:①冒険好き②心配性③人情家④ねばり強さ
環境:①自尊心(自己志向)②協調性③精神性(自己超越)
遺伝による部分が長所となるか短所となるかで、その人の個性が形成されていく。
注意しなければいけないのは、この先天的に授かった性格や特性を変えようとしても意味がないということ。
子どもの「現在」を否定しない。
叱るときも、他の大人に言うときと同じように注意・お願いするように言うようにする。
押し付けないコミュニケーション。
「私は違うと思うけれどもどう思う?」
アドバイスをしない。
話が終わるまでよく聴く。
子どもを救う一言。
「生きていてくれるだけでいい」
「意識の連続性」と「統合性」について。
「役割期待」について。
私たちは、あらゆる人に役割を期待している。
自分は相手に何を期待しているのか整理すること。
逆に、相手が自分に何を期待しているか整理する。
「秩序」によって安定するタイプの人。
見通しが立たないことが苦手。
パニックに陥りやすい。
「子どものやり方」と「大人のやり方」
他人との「境界線」の問題。
自分の問題なのか他人の問題なのか。
とにかく話を聴く。
無条件に肯定する。
「ピア・カウンセリング」
思春期の子どもたちは、権威者の言うことよりも同輩や先輩の言うことに耳を傾ける。
「自分を社会の中でどのあたりに位置づけるか」
ということ。「自分の限界を知る」、これらを認める。
自分にできる範囲で全力を尽くしていく。
以上。
何度か読み返したい。