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高校教師&パパコーチ&元SEのブログ

息子(8歳)と過ごした入院生活まとめ〜息子の扁桃腺切除のための入院から退院まで〜

息子(8歳)と過ごした入院生活まとめ〜息子の扁桃腺切除のための入院から退院まで〜

保育園に通い始めた1歳頃から息子の発熱に困らされていた。
ちょっとしたことで40度にまで体温が上がり、夜間診療を受けることもあった。
その後も2,3ヶ月に一度から月一で発熱をしては、一週間程度保育園を休み、大変な状況。

2016年度に小学校に入学してからは、発熱しても一日か二日で熱は下がるようになっていたが、月一での発熱頻度は変わらず。
原因は、いわゆる扁桃炎と呼ばれるもので、扁桃腺にウイルスが常在してしまって、慢性的な炎症を引き起こしていたためだ。

色々と情報収集し、成長とともに体力の向上に伴って改善するケースもあるとのことだったが、改善する様子はみられなかった。
2017年度に入り、小学校二年生となっても状況は変わらず、ちょっとしたイベントで体力を消費した途端にすぐに発熱するようになっていた。
妻とも相談を重ね、扁桃腺切除の手術に踏み切ることとした。

手術を受けるにあたって、何度か通院したり検査したが、それらの記録については割愛する。
ちなみに、今回の手術に当たって、血液検査の結果が、息子との血液型がA型だとわかった。
パパの血液型がO型だと伝え、ママがA型だと伝えると、気持ち息子が寂しそうな顔をしたのが印象的であった。

手術の前日に入院し、どんな入院生活が待っているのかと楽しみにしていたが、手術が終わると利き手の左手に点滴をされてしまい、利き手が不自由な状態という何とも幸先の悪いスタートであった。

そのため、食事もままならず、息子に対しては数年ぶりとなる食事介助。
そして、食事は重湯から五分粥、全粥へと段階的に移行していくこととなったため、子どもには何とも楽しみの少ない食事となってしまったため、海苔の佃煮が大活躍していた。

入院生活最初の一週間で二瓶をあけ、再入院時にも一瓶をたいらげていた。

手術後の回復は、大人と比べると子どもの方がとても早く、2,3日で簡単な単語であれば軽く発せられるようになり、4,5日経ったらそれなりに話せるようになり、退院時にはある程度の大きさで声が張れるまでになっていた。
大人の場合、退院するまで声はおろか食事さえままならない人もいるようなので、早めに手術に踏み切っていてよかったのではないかと思う。

その後も順調に回復して、左手の不自由さにも慣れ、足を使って器用に漫画が読めるまでに回復していた。

退院時に、一週間付けたままでいた点滴が外れ、カサカサとなった手が痛々しく感じた。

これでノンビリと年末を自宅で過ごせると思ったのもつかの間、27日に退院して、28日の夕飯後に歯を磨いた後のうがいで患部から出血していることに気づき、タクシーですぐに救急外来に向かって、検査の結果再入院となった。
病院到着が22時過ぎ、入院手続きが落ち着く頃には23時を回っていた。

ぐったりした息子であるが、この後大変な騒ぎとなる。
横になった息子の様子がおかしく、急に起き上がって大量の吐血。
念のため枕元にビニール袋を置いていたので、大半は受け取ることができ、被害は最小限に食い止められた。
ナースコールを押した後も2,3回波があり、焦るパパ。

当直の先生にすぐに対応してもらえ、止血剤と吐き気止めを点滴して、少し和らぐ。
が、診察室からベッドに戻っても、2回ほど吐血し、焦るパパ。
吐く回数を重ねてくると、血の色が段々と赤から黒に変わってきて、出血が落ち着いてきてるんでないかと予想されて平静を取り戻していく。

そんなバタバタが落ち着いたのが夜中の1時ごろ。
その後、グッタリとして眠りにつくものの、いびきをかいたり、生唾を飲み込む音が聞こえたり、変な寝息が収まらず、寝ずの番となった。
(ちなみに、看病している間に、妻が自宅から駆けつけ、二人体制で看病でき、精神的な負担はとても少なく一夜を越えることができた。)

一夜明けると、息子はとても回復していて、完徹の睡眠不足で頭がクラクラするパパの方が看護師に心配される始末。

結局ここから入院生活が再開し、28日深夜から1月1日に退院するまで、結局4泊5日、前半が8泊9日だったのでのべ、12泊14日の入院生活となった。
後半は慣れた入院生活で、インスタント食品やらテレビやらの娯楽で気を紛らしていた。

もちろん、今話題のスイッチや、漫画、サッカー盤などでも楽しんでいたが、点滴のために手が不自由であったため、テレビが一番の娯楽であった。

入院生活を振り返って、入院食を出してくれている栄養科の方々は、小さな工夫がいくつも垣間見れた。


正月には、正月用のお箸やメニュー、その前のクリスマスでも、特別なメニューとメッセージカードを用意してくれていた。
看護師の方々も、クリスマスや年末年始にも関わらず、夜勤で対応してくれているので、とても安心して過ごすことができた。
「働き方改革」などと世では言われているが、なんだかモヤモヤと考えてしまった入院生活である。

そして、話はそれるが、病院の入り口付近にあるスタバにはとてもお世話になった。
午前中に一杯飲んで、ワンモアコーヒーで午後にも一杯飲む。
日々の楽しみとなっていた。息子には、またコーヒー買いに行くの!?と散々言われたが。

そんなクリスマスから年末を過ごし、年が明けて、なんとか家族で外出ができるまでに回復した。

長兄と父が不在なため、不安な中で過ごしていた娘二人も、久々の外出でとても楽しそうである。

ここのところの情報発信で、周囲にご心配をかけていましたが、無事退院できましたので改めてのご報告。
2018年は、家族みんなが元気に過ごせる一年でありますように。
特に私が体調を崩さないように気をつけます。

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