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「ドラゴン桜 公式ガイドブック 東大へ行こう」を読んだ

ドラゴン桜 公式ガイドブック 東大へ行こう! (KCDX (2038))

– ☆☆☆☆

– 手に取った理由
ドラゴン桜」がとても面白かったので。

– 感想
ドラゴン桜の総まとめといった内容。
現役東大生の感想がのっていたのはとても参考になった。

以下、内容について

構成としては、ドラゴン桜の著者のインタビューのまとめから始まって、ドラゴン桜の本編のまとめへと流れる。

勉強の姿勢について、「こつこつ努力」よりも、要領よく効率よくあるべき、という点にはとても好感を持った。
高校生に対する印象で「彼らはあっという間に成長します。」という点は、強く共感した。教育の現場で過ごしていても、こういった印象を受ける。

東大の進学コースが紹介されていた。これは全く知らなかった。
そもそも、大学受験時の勉強不足があると自分でも認識しているので、いまから少しでも多くの大学の常識について勉強し直す必要があるな、と再認識した。

英語の勉強方法について「基本英文100選」を覚えるという手法が提唱されている。今後、英語を勉強する予定がたったら、試してみようと思う。

「好奇心を養え!」という点には、自分の教育方針がとても影響を受けている。ただ、「だからあなたはバカなのだ!」というセリフを言える自信はない。理由は自分の教育方針として、ネガティブな言葉は使いたくないから。この言葉の効果について考え続けてみようと思う。

「勉強好き、嫌いの分岐点は数学」という点は共感した。
ただ、これを導入するにはどうしたらよいのかがイメージできない。
漢字練習や計算練習、百マス計算をしても、この思い込みは払拭できないと感じているから。
今のところの考えでは、パズルなどのゲーム的な要素を取り入れる中で、改善していこうと検討中。

「辞書を引くな」という指導方針にはイマイチ理解が示せない。
でも、それは否定するわけでなく、英語のことを全く理解できていないから、というのが原因。

「国語こそがすべての教科の基礎」という点は、全くその通りだと思う。
現場をみていても、識字率とまではいかないまでも、漢字が読めないことで、タイピングもままならない状況に良く直面する。
ただ、国語だけが基礎なのかというと、四則演算の前の数の概念や図形/数理的な思考能力、想像力といった部分も必要と思う。

「国語の問題を解くこと」と「読書(鑑賞)」が本質的に異なるというを強調してる部分はとても大切思う。
自分も読書は好きだけど、国語の問題は全く解けない。それがいいのか悪いのかは判断しかねるけど、ただ読書をするだけでは伸びない、という点だけは理解できている。

国語の力として「読む力」と「書く力」が強調されていた点は良かった。
自分は大分「書く力」が弱いな、と実感できたので、知識が増えた感触が強い。

「教室を離れ、街で読め」はぜひ取り組んでみたい。
ただ、少人数だから実行に移しやすいのでないかと言い訳じみた印象は受ける。
どうやって実行に移せるだろうか。検討してようと思う。

「マンガでイメージを作れ!」という部分は、ぜひ取り入れたい。
特に、IT業界はイメージがしづらいので、いい題材を探したい。今のところ、ブラッディマンデイしか見つけられていないが。

そして最後に、特別進学クラスを実際に設置した学校の話は興味深かった。
なかなか思い切った舵を切ったものだと思う。
でも、こういった超少人数クラスでの特別授業というのは、東大に限らず、子どもの将来を形成するにあたってとても良い刺激になると思う。

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